11/24土曜、昨日の天気からうってかわって晴れ！
札幌の街中では日ハムのパレードが行われています。
私は行きませんが、みなさん、楽しんできてください。
昨夜WOWOWで見た中国映画「運命の子」（2012年公開終了）
久しぶりに見たチェン・カイコー作品でした。
日本の「忠臣蔵」、イギリスの「ハムレット」のように
中国で長く愛され語り継がれている「趙氏孤児」という話に
巨匠チェン・カイコーが大胆なアレンジを加えた親子の物語。
運命のいたずらで取りかえられた赤ん坊。
その赤ん坊を助けるためにわが子を目の前で殺され、さらには妻も…。
復讐を誓った医者は計画します。
この赤ん坊を実子として育てながら
復讐の相手である権力者に仕え、偽りの主従になる。
だが、いつか、いつか自分たちの正体を明かすときがくるだろう。
この子どもが誰で、おまえを倒すためにここにいる、と。
ところが権力者に気に入られた〈運命の子〉は
なんと義理の息子に取り立てられ、
二人の父の間で伸びやかかつ傲慢に成長していきます。
自分が本当は何者か知らない子ども（実は趙一族の生き残り）は
果たして医者（実父と信じている）から真実を明かされたとき、
義理の父親（尊敬の対象）に復讐の刃を向けることができるのか———。
最初、眠くなったら消すつもりで見始めたのですが
結局目が離せなくなって最後まで見てしまいました。
父たちの葛藤をよそに、まったく好き勝手に大きくなっていく〈運命の子〉。
観る人が「親であるかどうか」で感想が分かれる作品だと思うので
いろんな人の感想を聞いてみたいな。
