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「北海道大学が紐解くテオ・ヤンセンの世界」レポート

7/17水曜。

2019年7月16日、北海道大学のCoSTEPさん
(コーステップと読みます)が主催する

第107回サイエンス・カフェ札幌
「北海道大学が紐解くテオ・ヤンセンの世界」

に行ってきました!
※会場内での撮影は、主催者側からOKが出ています。
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どんどん内容に入っていきたいので
CoSTEPやサイエンスカフェがなんたるかの説明は、
公式サイトをご覧ください。

一言でいうと、

私たち市民に「科学」を身近に感じさせてくれる
さまざまなイベントやプログラムを発信している北大の
コミュニケーションチーム、みたいな感じ。だと思う(笑)。


さて、現在、札幌芸術の森で、北海道初!
オランダのアーティスト、テオ・ヤンセンさんの
展覧会が開かれています。

札幌芸術の森美術館 テオ・ヤンセン展
会期:7/13土曜〜9/1日曜

昨日のサイエンスカフェは、その連動企画になります。


テオ・ヤンセンさんの代表作は、
上の画像にも写っている

「風を食べて動く生命体 
 ストランドビースト」


このネーミングからしてすでに
か っ っ っ こ い い … !


ストランドとは「砂浜」の意味で、
文字通り、オランダの海風が強い海岸砂丘で
風を動力にして自立歩行する作品です。

生き物でいう骨格や神経、筋肉、触覚にあたる
主な部分は、
プラスチックチューブで作られています。

私がストランドビーストを初めて見たとき
「な、なんだ、この生き物は…!」と
衝撃を受けたことを覚えています。

自分の見たこともない生命が
人の手でクリエーションされていることに、

そのすべてが有機的に連結されている動きに、

「知ってはいけない秘密を知ってしまった」ような、
ちょっと禁忌に似た感覚を覚えたことも事実です。


以下に続くこの投稿は、

まだ芸森に足を運んでいない私が
予習として楽しみにしていた昨日の会のレポートです。


会場はところどころ英語進行で
私は同時通訳のイヤホンを使いながら
目の前のテオさんのお話と通訳双方に耳を傾けていました。


誤解や聞き逃したところがあるかもしれませんが
私なりに「こうだったんじゃないか」という解釈で、
編集しています。


興味がある方、
下の「続きを読む」ボタンをクリック、プリーズ!


続きを読む!

by miminibanana | 2019-07-17 12:28 | レポート | Comments(0)

キャンドル作家福井優子さんの挑戦

6月8日土曜。

札幌在住のキャンドル作家、福井優子さんの
展覧会に行ってきました。

2019年6月6日(木)〜11日(火)
石の蔵ぎゃらりぃ はやし
札幌市北区北8条西1丁目 
11:00〜18:30(最終日17:00まで)
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2009年に彼女を取材させてもらった記事は、
今も掲載サイトでアーカイブされているので
お時間がある方はどうぞ、ぽちっと押してみてくださいな。


このときの記事にも書いたように
これまでの彼女のオリジナリティーは、

「ロウだれせず、最後の一瞬まで美しく」灯る
キャンドルを生み出すところにありました。

キャンドルの形状や芯の素材・長さの工夫で
今までなかったものを作り上げる。

根気がいるトライ&エラーの繰り返しの果てに
福井さんは独自の技術を手に入れ、
代表作も生まれています。


私が個人的にとても好きだったのは、
「福井ブルー」とも呼びたくなる蒼の使い方。

蒼、青、水色、そら色、アクアブルー…
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ただ美しいだけでなく
叙情的なさみしさをたたえた色づかいに心惹かれて
よく贈り物にも使っています。


その福井さんの近年の傑作は「Snow Crown」。

一見シンプルな六角柱の白キャンドルですが
火を灯すと…
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キャンドルの壁面がなんと、
レース模様となって溶けていく!すす、すごい!
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灯火をぐるりと囲むその繊細な形状が
王冠を連想させるので、だから名前は「Snow Crown」。

灯してできた影さえも作品の一部となる
非常に美しい作品です。


そして今回の展覧会の目玉となる新作は、

「Snow Crown」を正当派グリムの世界だとしたら
“裏グリム”のような「Black Crown」!
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キャンドルには珍しい黒、黒、黒!

そう、福井さんは
“黒の世界を遊ぶ”という新境地を開拓したのであります!

うーん、こらあ、カッコイイ!
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私がこの作品を見て感じたことは、

ここにいるのは、
過去の代表作を軽やかに飛び越えようとする
“液だれを恐れない”福井優子だということ。

ご本人も

「気がついたら“〜しなきゃ”とか“こうあらねば”と
 思い込んで、がんじがらめになっていた。

 代表作があることはうれしいけれど、
 ○○の福井さん、と呼ばれる自分から
 そろそろ卒業したいと思ったんです」

と語ってくれました。


そして挑戦するひとには神様も微笑むもの。

黒キャンドルを灯すと、
炎がより鮮明に見えるという新発見もあったそうです。
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確かに下の白キャンドルと比べてみると、
炎の照りがよくわかりますね。

白はやわからい光。黒はGlitter(きらめき)という印象です。
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黒を解禁したことで、従来の「Snow Crown」にも
遊びが増えました。

少し筆を加えただけで印象ががらりとダークに。
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面白くなってくると、
もう誰にも止められない福井さんです。

「黒と白のハーフ&ハーフも作っちゃいました!」

1色目のロウが固まり切らないうちに2色目を投入する。
“1体で二度おいしい”異色作も出来上がりました。
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筆がのり、
とうとうダークサイドの生き物、蜘蛛を描いてみると、
「これが案外、女性のお客様に好評で!」
というのも面白いですね。

女性たちの心の奥底にとろりと沈んでいる闇に
共鳴しちゃったのでしょうか…。

フフフフ、私もキライじゃないわ…。フフフのフ…。
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白と黒の世界にビビッドな色どりを加えたいと、
個展前日に作り出したのは、
こちらの「毒リンゴ」シリーズ(勝手に命名)。
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よく見ると…虫食いが!
黒や銀を駆使してリアルな傷みを再現しています。

コワイ!コワイよ!福井さん!

(この不穏な赤色を出すのにも、
独自の福井テクニックが隠されています)
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この日、福井さんの個展に行く前に
赤字続きだったサンリオのテーマパーク
「ピューロランド」をわずか2年でV字回復させた
サンリオピューロランド館長の小巻亜矢さんのお話を聞きました。

彼女にとって“人生の3つの柱”は、
「感謝」「本気」「挑戦」なのだそうです。


その流れもあって、こう感じるのでしょう。

今日初めて実物を目にした
福井キャンドルのこの新境地は、

まぎれもなく、ザ・チャレンジ。

過去の代表作をひとつも並べずに
新作の世界観を貫いた会場構成の潔さにもシビれました。


代表作とは作家の誇りでもあり、縛りにもなりうるもの。

そこに固執せず、つねに「自己更新しながら」
最新の代表作に挑む。


今日、二人の女性から教わったことは、

業界ではベテランと呼ばれる年になった今の私に
とても必要な教えであったと真摯に受け止めています。


小巻さんのトークイベントを教えてくださった佐賀さん、
いつもカッチョイイキャンドルを作ってくれる
Progressiveな福井さんに心から感謝、感謝。

ありがとうございました。


福井優子さんの個展
Progressive Candle 灯りと影のキャンドル展2019

現在好評開催中です!ぜひお運びを!

2019年6月6日(木)〜11日(火)
石の蔵ぎゃらりぃ はやし
札幌市北区北8条西1丁目 
11:00〜18:30(最終日17:00まで)

by miminibanana | 2019-06-08 16:57 | レポート | Comments(0)

「グッドデザイン賞を知ろう」トークショー at 札幌

4/7日曜。

投票後、買い出しを終えて、はい、帰宅。


昨日、グッドデザイン賞について解説してくれる
トークイベントに行ってきました。


d SCHOOL TALK TOUR 2019
「グッドデザイン賞を知ろう」         
トークショーと相談会&懇親会

グッドデザイン賞、皆さん、ご存知ですよね。
あの「Gマーク」です。

1957年に創設した当初は
国が主導していたようですが

(まだ著作権とかも確立していない時代に
 海外デザインの盗用禁止や、
 日本発のものづくり支援のため)

いまは公益財団法人日本デザイン振興会が運営する公募制。

形があるモノや商品だけでなく、
サービスやシステムなどの「機能」も
グッドデザインの対象に含まれるのだとか。

コンペではないので
優劣を決めるわけではありませんが、
グッドデザイン賞は選出されます。


2018年度のグッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)は、
貧困問題解決に向けてのお寺の活動[おてらおやつクラブ]が
受賞。

お寺の「おそなえ」を「おさがり」として、
支援団体を通じて経済的に困難な家庭へ「おすそわけ」する活動
(サイトより引用)が評価されました。

おてらおやつクラブ

こんな活動、あるんですね。知らなかった!


続けて
札幌の受賞例として北菓楼札幌本店が紹介され、

もとは北海道庁立図書館だった建物を

歴史を引き継いだまま現代的にリニューアルするという
大プロジェクトをけん引した、
同社の企画部課長 大野 重定さんのお話をうかがいました。
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左からナガオカケンメイさん、北菓楼の大野さん、
日本デザイン振興会の矢島進二さん

大野さん、実はものすごい読書家なんです!

以前「北海道書店ナビ」フルコースに
ご登場いただきました。


このトークショーは全国各地で行われ、
札幌が皮切り!

全国ツアーをお手伝いしているのが、
デザイナーのナガオカケンメイさんが率いる
D&DEPARTMENT。

「ロングライフデザイン」をテーマに、
デザインストアの運営やイベント企画、
デザインコンサルティングなどをしています。

この日、ナガオカさんが
設立当初は10カ条あった「ロングライフデザイン」の定義を

「いまの時代にあうように4つに変えた」と
教えてくれました。

その4つがこちら。

1.根づく
2.健やか
3.仲間
4.歴史


うーん、なるほどなあ。わかる気がしませんか?

地域に根をおろし、
作るひとの労働環境が不健全ではなく
メーカーと売り場が気持ちを共有して
長く伝えたいものを残していく……。

自分の身の回りにそういうものがあるか、
ちょっと考えたくなりますね。


私個人的には、日本デザイン振興会の矢島さんに
見ていただきたいものがあり、
直接アドバイスをうかがえたのがありがたかったです。


駆け足ですが、以上簡単なレポートでした。

by miminibanana | 2019-04-07 17:21 | レポート | Comments(0)

道の駅あびらD51ステーションができるまで!

セミナーレポートです。

ちょっと込み入った話題なので
長くなってしまい、一度たたんでいます。

続きを読みたい方は
下の「続きはこちらをクリック!」を
押してください。

内容は

鉄道とコラボした道の駅が
2019年4月19日にオープン!

どうして安平町に
そんなユニークな道の駅ができるようになったのか。

そこには「中の人」と「外の人」の
ベストマッチングがありました!


という内容です(笑)。

では、本文へGO!GO!



昨日行ってきたセミナーはこちらです。

公益社団法人日本都市計画学会北海道支部 主催
「鉄道遺産・鉄道資産を生かしたまちづくりVol.2」

2019年2月28日 TKP札幌ビジネスセンター5F

冒頭の挨拶は、主催団体から西山徳明氏が。

現代は、観光を軽く扱うわけにはいかない時代。
北海道の鉄道は暗い課題が多いが、
観光客を運んできてくれる鉄道そのものが
観光資源になりうるという新しい考え方に注目したい。

そう、述べました。

以下、内容に入ります。




続きはこちらをクリック!

by miminibanana | 2019-03-01 13:03 | レポート | Comments(0)

露口啓二さんと写真を話す会

さがみはら写真賞受賞記念  露口啓二さんと写真を話す会

開催日:2019年1月13日 日曜日 12:00開会
会場:
札幌市民交流プラザ 
札幌文化芸術交流センターSCARTS 2階 スタジオ1・2
北海道札幌市中央区北1条西1丁目


さがみはら写真賞受賞記念 露口啓二さんと写真を話す会
トーク再録レポート

できました。


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Wordで書いてPDFにしたものが
当日の来場者に配信されています。

もちろん転送、大、大、大歓迎!


「読みたい〜」という方は私にご連絡くださいな。
対応します。

by miminibanana | 2019-02-17 19:54 | レポート | Comments(0)

「露口さんと写真を語る会」終了!

1月14日月曜。

今日は月曜!祝日です!と
自分に言い聞かせないと間違ってしまいそう。

昨日の「露口さんと写真を語る会」
総勢80名近くの方にお集りいただきました。

ご来場いただいた皆様、
本当にありがとうございました!

こちら、始まる前のリハーサル風景。

奥が露口さん、手前に立っている女性が
露口さんのスタジオで修行した伊藤留美子さん。
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正午スタートで午後3時近くまで
途中休憩をはさみましたが、
たっぷり&こってりの写真トーク!

「北海道写真」とは何か。
写真というメディウムとは一体何なのか。

露口さんが「これ以上のメディア論はないと思う」と
何度も言及した
ドイツ人思想家ウォルター(ドイツ語はヴァルター)・ベンヤミン
の論考はこちらです。


「複製技術時代の芸術作品」ヴァルター・ベンヤミン
“Das Kunstwerk im Zeitalter seiner technischen Reproduzierbarkeit”(独),
Walter Benjamin

日本語訳も出ていますが、
私が気になったのは、岩波現代文庫のこちら。

ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読
(岩波現代文庫)多木浩二著

多田氏による読み解きがあると
よりわかりやすいかも。

書店で探してみます。


昨日の会のレポートは
不肖サトウユウコが書くことになっており

昨日主催者の酒井さんから
「もうギャラ渡していい?」と言われて
ニコニコ現金払いでいただきました。
最速!日払いか!

というわけで、がんばって書きたいと思います。

「行けなかった」という方もどうぞお楽しみに〜。

by miminibanana | 2019-01-14 10:02 | レポート | Comments(0)

北海道鉄道観光資源研究会2018年博覧会!

11月11日日曜。

昨日、11月10日土曜は

日本旅行北海道の永山茂さんが代表を務める
鉄道愛好家団体
「北海道鉄道観光資源研究会」さんの

大博覧会2018
「北海道の鉄道 過去、現在、未来」
におじゃましました。

会場は、紅葉美しい赤れんが道庁。
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鉄道関係者のトークあり
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鉄道模型あり。

「ながまれ海峡号」でおなじみ、
道南いさりび鉄道のカラフルな車両も発見!
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昨年は、本の取材も兼ねてうかがったこの博覧会に

今年は出来上がった本を携えて、
PRタイムもいただけたなんて望外の喜び!

永山さんをはじめ、研究会の皆さんには
本当にお世話になりました。

ありがとうございました。


こちらは初日終了後、
〆のミーティングをする研究会の皆さん。

職業も住んでるところも、持っている一芸も異なる
「社会に開かれた」鉄道愛好家の皆さんです。
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博覧会は昨日、今日の二日間。

きっとたくさんの方が来場されたと思います。
(初日で700人近くだったとか)

永山さん&みなさん、お疲れさまでございました!

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道南いさりび鉄道の観光列車、
「ながまれ海峡号」が走るまでの
人間ドラマを描いたノンフィクション

『“日本一貧乏な観光列車”が走るまで
 「ながまれ海峡号」の奇跡』

監修 永山茂/著者 佐藤 優子
ぴあ出版 1400円+税

Amazonでも好評発売中です!


by miminibanana | 2018-11-11 21:44 | レポート | Comments(0)

イベント紹介!《まるい》珈琲マルシェ2018

11月7日水曜。

今日から始まりました!

今年で3回目を数える
《まるい》珈琲マルシェ2018

今年の会場は、丸井今井札幌の大通館9階。
(去年と違うのでご注意を!)
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今年も北海道内9店舗、道外8店舗の
自家焙煎珈琲店17店舗が大集合!

道内勢は、
いま話題の創成スクエアへにも
出店しているモリヒコと、

パセオ店で新たにスープランチも始まった
横井珈琲が復活!

道外勢のニューフェイスは、

待望の出店が実現!
世界クラスのバリスタを
次々と輩出している丸山珈琲。
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100g3564円の豆も試飲させてもらいました!

めちゃめちゃ お い し い 。

普段使いには買えないかもしれないけれど
こういう「いい味」を知るのも大事、大事。
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福岡で1953年に創業、
自家焙煎と業務用食品卸の両輪で
走ってきたファディさん。


長崎で今年から焙煎を始めたフレッシュな
アティックさん。

こちら「プレミアム出島珈琲カステラ」、
絶対美味しいに決まってる!
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という、3店舗が初お目見えとなります。


もちろん、各店自慢の名バリスタもやってくる!

京都のウニールからは今週の土日限定で、

2018年のジャパンバリスタチャンピオンシップで
日本一に輝いた山本知子バリスタがやってきます! 
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聞けば、山本バリスタはこれまで何度も
日本一へのチャレンジを続けており、

今回の決勝戦では、プレゼン用の動画が
途中でフリーズして動かなくなったという
ハプニングを乗り越え、

知識・技術・経験ともに
誠実に続けてきた人にしか授からない力で

見事、日本一の座を獲得!

業界内からもあたたかい拍手が送られたそうです。

うーん、これはぜひとも会いに行きたい!


ほかにサザコーヒー(茨城)からも
国内大会の上位入賞常連の本間啓介バリスタが来札!

(左にいるのは、本イベントの企画者である
 丸美珈琲の後藤栄二郎さん)
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こういう日本トップクラスのバリスタから
直接コーヒーの話を聞けるのも
このイベントの魅力のひとつです。


また、今年は各店ともにテイクアウトに力を入れ、
コーヒーをアレンジしたドリンクも勢ぞろい。
(専門的にはシグニチャードリンクといいます)

丸美さんもこちら!「カシスオレンジ」??
土曜に飲んでこようと思います。
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豆の他に関連商品を見るのも楽しい「珈琲マルシェ」。

この黒いボトルは、ファディさんの
和三盆糖入りカフェオレベースですって。飲んでみたい〜。
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そして私が大好きなチョコレート専門店
「サタディズ チョコレート」も出店。

味もパッケージも、ひと味違うレベル。
ああ、買うさ、買っちゃうさ!
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「まるい珈琲マルシェ2018」の詳しい情報は
こちらでご覧いただけます。


このブログでは
道外組の情報を中心にお届けしましたが、

もちろんニセコからやってきたスプラウトや
(グッズがめちゃめちゃ充実!)
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札幌市白石区にあるコーヒースタンド28など

「え?札幌に(北海道に)
 こういうお店があったんだ?」
といううれしい発見が待っています。
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店側にとっては
時間も人手も割かなければいけない
催事場出店に
これだけの質・量の名店が集まるのも、

札幌のひとはコーヒーが大好きで、
新しいものへの感度が高く、舌が肥えている

という期待があればこそ!


名店を飲み支えるのも、
私たち消費者にしかできない応援です。

お買い物をしなくても楽しいので
どうぞのぞいてみてくださいな〜。

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今日から始まった《まるい》珈琲マルシェ2018は

11月12日月曜まで 
丸井今井 大通館9階 催事場で好評開催中です! 

by miminibanana | 2018-11-07 16:25 | レポート | Comments(0)

浅生鴨さんトーク@札幌 書肆吉成20181030

自分でも忘れないように
iPhoneでメモしていた記録をざざっとコピペします。

2018年10月30日。札幌・書肆吉成での
作家・浅生鴨さんトークレポート。


2018年9月5日発売の浅生鴨さんエッセイ集
『どこでもない場所』(左右社)、
発売一カ月で重版決定(会場から拍手)!
今回はそれを祝っての札幌トーク。

会場は札幌市中央区にある新刊古書書店「書肆吉成」。
司会進行もご店主の吉成さん。
しっかりと本書を読み込んで付箋だらけにしている
吉成さんによると、このエッセイ集には「迷う話」が多い。

浅生「今日も新千歳空港からJRに乗るつもりが、
なぜかバスに乗っちゃいました。しかも各駅停車」。

吉成さんがつけたトークイベントタイトルは
「本屋で迷子になる方法」。

浅生さんの本屋歴を聞く。
こどものころに通ってたのは、
阪急電車に直結の新刊書店と商店街の古書店。

どっちも「次、これ読め」と店主が勧めてくれた。
おかげで書物を体系立てて読む経験を積めた。
書店主が客のことをよく知ってた時代。
どっちの店も阪神淡路大震災でなくなった。

小学3年生だった浅生さんは、勧められて
筒井康隆『エロチック街道』なんかも読んだらしい。
浅生さん「間違った勧めですよね」。

阿佐田哲也とかも強烈だった。
まわりの友達は途中から少年ジャンプ。
浅生さんはジャンプ系よりも
『マカロニほうれん荘』『らんぽう』。

いま好きな書店はここ、というのはないけれど、
棚が面白いところは立ち止まる。

書店は書店主の好みを出すしかない。
それを見て「受け入れます」という人たちは「相当受入れる」。

「うちなんかどうですか?妥協の産物なんですが」
と恥ずかし気に聞く吉成さんに対して
「いやいや」と返す浅生さん。

「『芸術新潮』が狂ったようにあったり、
ヒットラー系がちょこちょこ。
『妥協の産物』とおっしゃっていますが、
その妥協のハードルが高いと思う。
今日は札幌の吉成さんでトークだと言うと、
家の人にカードを取り上げられた。
いまも(買うのを)相当ガマンしています」


旅先の話。どの国でも本屋に行く。楽器屋も。
楽器屋はその国の値段がわかる。
楽器イコール無駄な文化に(富裕層は)
これくらいお金を出すのかという目安。

あと、そのまちの地図を買う。

18歳まで神戸で育った。
坂を上ったら北。北海道は坂がない。
「札幌の住所って東西南北はっきり書いてありますが、
僕の中では(坂になっていないと)それは北でもなんでもない。
北をちょっと持ち上げたらよかったのに。惜しい」


吉成さん「“迷う”つながりで買物とかも迷いますか?」。
浅生さん「いえ」と即答。

この日着ているTシャツも同じものを12枚もってる。
靴下は黒と決めている。
今日も実は左右厚さが違っているけど、
見た目にはわからないからいい。

エッセイの話。
「描写もしっかりしていて、たとえも秀逸」
遅読の吉成さんが4時間で読んだ。

でも結局浅生さんて「誰」なんだろう?
わかっているのは奥付けの情報(1971年生まれ、神戸育ち)。

浅生さんの回答
「ひとは非常に多面的。普通は相手によって
(態度や言うことが)ばらついたりしますが、
僕はばらけたままでいい。統一する気がない。受注体質」

肩書きをつけるとしたら?
「名刺も持っていないし、肩書きもいつも相手任せ。
 最近は作家、プランナーが多い」

レコード会社にいたこともある。
有名なアーティストは担当していなくて企画もの。
金魚売りの声をラップにしたり。

吉成さん「どんなときに気持ちを上げたいですか?」
浅生さん「うれしいとき、楽しいときに気持ちをあげたい。
気持ちが落ちてる時はそのつらさをしゃぶり尽くしたい。
せっかく悲しいのにもったいない。
“もうダメだ”って言いたいじゃないですか。
それを長引かせたい」

このあと、浅生さんがかなり深刻な交通事故にあい、
PTSDになった話も。

そんな壮絶な体験をしつつ、エッセイ集は軽妙洒脱。
基本は誰にとっても「あるある」という話を書いている。
「さらっと書かれるとやられた!という気持ちになる」と吉成さん。

エッセイは頭から順書きした。

最後の見開きに謎の「ポイントカード」あり。
「40迷子」で浅生さんから認定証がもらえるらしい。


●質問タイム 「 」は質問者。地の文は浅生さんの回答。

・「ネタ帳はありますか?」
どうでもいいことをメモしてる。
ものを覚える気がないのでメモしとかないと忘れちゃう。
人生のことはほとんど、どうでもいい。
普段は手帳。ボツにしてる小説もある。
発注されてから考える。

吉成さん「エッセイの中に
“現実と僕の間に半透明な膜がある”と書いているその膜は、
古本保護のグラシン紙じゃないか」
浅生さん「オブラートとかシャボンくらいの感覚」


・浅生さんのTwitterファン
「浅生さんみたいに、
 ものの見方に遊びを取り入れるコツは?」
世の中をなめてかかることです。
「結構世の中甘い」と思っていれば大丈夫です。


・「NHK_PR1号だった中の人をやめたあとの野望は?」
野望とかはなくて、ただやめた。
やめることが求められてるなと思った。
もともと「NHKの外の空気を(局内に)持ち運んでほしい」
と乞われて入社したけれど
10年近く働くと“NHKらしく”なってきた。

もとの発注をまっとうするためにやめた。
(今も外注スタッフとして番組を作っている)
それが受注のプロですよね。


このあとは雑談的に…。

物を書く時はBGMなし。
いまはデンマーク放送のラジオを聴いている。
何を言っているかわからないから
いい感じのノイズになる。

北海道産黒豆の納豆は美味しい。

いまハマってるものは海外ドラマ。インドの刑事もの。

ゲーム会社にいたこともある。
女の子を口説くゲームが馬鹿受けして
会社がレコード会社を立ち上げ、そっちに異動した。
それまではゲームセンターのゲームを作っていた。


という1時間強でした。

会場、びっっっっくりするほど女性陣多し!

オシャレな若い男女や
ハイセンスなおねえさんたちが多くて、
「ほぼ日」ファン層だなと感じました。


以上、メモでした。

by miminibanana | 2018-11-01 21:36 | レポート | Comments(0)

春風亭昇太さん独演会@道新ホール

10/19金曜。

昨夜は「笑点」の司会でおなじみ
春風亭昇太さんの独演会へ。


歌丸さんが亡くなったあとの
記者会見の顛末に涙を流して笑うお客さん続出!

本来なら神妙な場になる記者会見が、

落語芸術協会のお歴々が並ぶと
誰もが率先して笑いを取りにいくという、
噺家の性に大爆笑!

や、歌丸さんもきっと空の上で
「ばかだねえ」とあきれ顔で
笑ってくれてたんじゃないかしらん。


さて肝心の演目は、前半が「親子酒」。

禁酒を誓ったはずの父と息子が
あっさりと互いにその誓いを破るお噺です。

息子に隠れて飲み出す父の飲みっぷりを観ていると、
まあ、まあ、
自分のノドごしに
あのカーーーーッと熱い液体が
滑り落ちていく感触が甦る名演技!

おかみさんに命じてつくらせた、
柚子をすりおろした塩辛を
おやじさんがのみくだした瞬間、
私のノドがごくりと鳴ったことを告白します。


後半は「宿屋の仇討」。

ネタバレを避けて説明すると、
宿屋で隣同士になった武士と、江戸からの三人衆。

男旅特有のハイテンションではしゃぐ男たちに、
隣部屋の武士は「うるさくて眠れん!」と
宿屋の井八(いはち)を介してねじこみます。

もうね、江戸三人衆は
はっきりいって修学旅行生のノリ。

「じゃあ、おまえの好きなコは誰だよー」的な
少年の稚気にあふれている。

昇太さんは
そのへんの現代的なセンスが光ります。

一方、武士は武士ですから、
「いつまでしゃべってんだーーーー!」と
子どもたちを叱る先生のような存在です。


そのやりとりにガハハ、ガハハと笑っていたら

「……ん?ん?…えええええっ!」と
両手で口を覆ってしまう
まさかのダーク展開にビッックリ。

家に帰ってあわてて
私が好きな落語辞典『新版 落語手帖』で
「宿屋の仇討」を読むと、
いろいろ得心するところがありました。


“サゲ”前の武士のふるまいは、
きっと噺家によって演じ方が違いそう。

けろっとした表情で「あれはな…」と語ってもいいし
確信犯的ににやりと笑ってもいい気もしました。


ああ、笑った笑った。

「親子酒」で
家族間のたわいなくも愛おしい意地の張り合いを

「宿屋の仇討」で
旅がもたらす出会いと滑稽さを語る、

楽しい楽しい春風亭昇太さんの独演会でした。


あ、もちろん、このあと
私は友達と日本酒を呑みにいきましたとさ〜。

by miminibanana | 2018-10-19 13:12 | レポート | Comments(0)