2010年 10月 17日 ( 1 )

「エゾシカを巡る旅」コンプリート!

今、札幌市内の革職人たちがエゾシカ革を使った製品展を開いています。
その名も「エゾシカを巡る旅」。http://www.kusaka.net/yezodeer/index.html

北海道の農家を泣かせているエゾシカの食害問題や
そこから始まる有効活用の道を考えるきっかけになれば、と
4工房5人の職人さんが立ち上がった素敵な展示会です。

(エゾシカは高圧電流が流れる柵も軽々と飛び越えちゃうんだそうです。
 高さ2メートルもひょいっと! 
 そして丹誠込めた畑の収穫をたった一晩で食べ尽くしてしまうのです…)

10/16土曜から24日曜まで。会場は4カ所。(だから「巡る旅」なのです)
北区にあるレザーサロンヒサシさん。
中央区の注文靴工房 cagraさん。
同じく街中にある鞄工房 日下公司さん。

そして「24K」の屋号を掲げる高瀬季里子さんは自宅兼工房なので
作品を豊平区のセレクトショップ「Dons」さんに置いてもらっています。

期間中はスタンプラリーもやっていて、4カ所を制覇すると
数量限定のお楽しみエゾシカグッズがもらえます!

最終地点をどこにするかで中身も変わる仕掛けなので、
旅のルートをどう回るか、そらぁ真剣に迷っちゃいますね!

というわけで、早速初日に行ってきました、「エゾシカを巡る旅」に。
旅のアルバム、ご覧くださーい。
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一カ所目。レザーサロンヒサシさん。横山尚さんの趣味、全開。
矢吹ジョーが持ってそうなショルダーバッグに、
矢吹ジョーがかぶってそうなハンチング。
矢吹ジョー…は持ってなかったであろう、がまぐちの強力ラインナップ。

「会期中もどんどん作っていきますよ!」とおっしゃっていたので、
これから行く方は、きっとこの写真にはない作品にも出会えるはず。
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2カ所目は創成川を渡って岩佐ビルへ。注文靴工房の「cagra」さん。
そうです、最近「北の匠」で樋口泰三さんを取材させてもらいました。

つややかな光沢が美しい3色の「室内履き」ですが、
いやいやいやいや、 も っ た い な い !
絹の靴下のようなやさしいフィット感のこれはもう、立派な外履きですよ〜。

靴の裏が木のままなので、ゴムとかを貼れば問題なくお出かけ可能です。
うーん、やわらかいなぁ、エゾシカ革。足入れのとき、感動してしまった。
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お次は初めて行きました、今年5月にオープンした豊平区の「Dons」さん。
高瀬季里子さんが作るブランド「24KIRICO」がお目当てです。

くにゅっとしたユニークな形のエゾシカバッグ。折り紙みたいですね。
持っていたら絶対「それ、どこの?」と聞かれるに違いない、
オ ン リ ー ワ ン の 存在感です。
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高瀬さんは通常、WEB販売がメインなので、取扱い実店舗はここだけ。
個性的な小物類を直に見ることができる貴重な機会でもありました。
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さあ、いよいよ旅の終わりは、日下公司さんを訪ねて狸小路の西端へ。
日下さんご夫妻が笑顔で迎えてくれました。

明るい茶色のバッグ、わかります? 
なんと エ ゾ シ カ 一 頭 の革をまるごと使った超大作!
こんな大胆な作りは見たことがありません。

他にもエコバッグやティッシュケース、シューズなど、
バラエティー豊かなエゾシカ製品が勢揃い。
拍手を送りたくなる充実度でした。

そして、見てくださいな、「エゾシカを巡る旅」コンプリートな証しを!
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じゃーん! 4工房のオリジナルスタンプ。フライヤーがカードがわりです。
旅のごほうびにいただいたものは、日下さん特製のキーフォルダー!
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エゾシカスタンプが効いている〜。
早速使わせてもらっています。ありがとうございました!

さて、昨日の夕暮れに終わった「エゾシカを巡る旅」を経て、
今、こんなことを考えています。

農家でも革職人でも(エゾシカ肉を使う料理人でも)ない私が、
エゾシカにまつわることを考えるには
目に見えて触われるものが大きな役割を果たしてくれるんだな、と。

匂いを持ち、手触りを残す革製品ならなおさらのこと。
これからもまだまだ見聞きするであろうエゾシカのことを
少しまじめに、少し自分のこととして考える。

そんなささやかな変化を私は旅の余韻と呼ぼうと思うのです。

by miminibanana | 2010-10-17 16:56 | おすすめ | Comments(0)