箱メーカー、モリタさんの工場見学!

6/20水曜。久しぶりにレポートを書きます。

昨日、Facebookで見つけたイベント
「北の紙箱屋さん工場見学&ランチ会」に
行ってきました!
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主催されたのは、
札幌の社労士法人Synergy代表の村上 賢吾さん。

村上さんは、
札幌市倫理法人会の会長でもあり、
8人の定員中、大半が
会員のみなさんだったようです。


タイトルの「北の紙箱屋さん」とは
札幌市白石区に本社があるモリタ株式会社さん。


私がこのブログでもたびたびご紹介している
デザイナー&箱メーカーのコラボイベント
「ハコマ」をやっている、
そのモリタさんなのでありました!


ハコマ関連記事はこちらから!
「ハコマ2016会場レポート」

記事の最後に2012〜2014年の
レポートへのリンクも貼っています。








もともと大好きな箱メーカーさんでしたので

「え? そこの工場見学に行けて
 しかも最後はランチもついている?」

という、私にとっては
願ったり叶ったりのイベント当日、

集合場所で皆が自己紹介を終えたあと
早速モリタさんに向かいます。


そこで私たちを笑顔で迎えてくれたのは、
この方、モリタ株式会社 常務の近藤篤祐さん。

あのハコマも、近藤さんが
「札幌のデザイナーたちと
なにか面白いことをやりたい!」と呼びかけて
始まったと聞いています。
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昭和7(1932)年創業のモリタさんは
もともと、丸井今井さんの包装を一手に引き受ける
箱メーカーとして誕生したそうです。

昔って紳士服とか、デパートでいいものを買うと、
箱に入ってましたよね(わかる世代はわかる!)。

そうした高級品や贈答品のための箱を作り続けて
幾星霜。

ところが例のリーマンショックでバブルが崩壊し
日本経済が一気に冷え込んだときに、

ギフト箱をメインにしていたモリタさんも
大打撃を受けてしまいます。


そこで考えた次の手が、同業他社ができない
「ものづくり」「デザイン」「WEBの活用」で
過去にしがみつかない展開を進めること。

モリタさんのオンラインサイト、ご覧ください。

あのね、本当にすばらしいんです。
見やすいし、
サイト訪問者のニーズがわかっている!

工場直売の紙の箱ショップ「hakop」


同時にデパートで取り扱っていた
大手取引先だけでなく
基本は個人経営が多い
北海道の生産者たちとも手を組み、

そこにきちんとプロのデザイナーを介して
中味とマッチングする包装プランを提案し、
《商品の世界観を高める》箱を展開する。


あるいは
「モリタさんならこういうことをしてくれる」と
わかっているデザイナーのほうから
仕事をもらうなど
お互いにとってうれしい関係が膨らんでいく。


「受注」だけに甘んじない
攻めのクリエイティブを強みにしたのです。


札幌は実は神戸や東京、名古屋に負けない
《コーヒー天国》でもありまして、

あの人気の徳光珈琲さんもリタルコーヒーさんも
モリタの箱を使っている!

(左端はそっと紹介、あのアメリカ企業も!)
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しかもそれだけではありません!

今度は「自社にしか作れないもの」を目標に

牛乳パックなどのリサイクルから生まれた
独自の紙「MILKRAFT」
(ミルクラフト:名前もかわいい!)を開発。

そこに秘密の技術を加えて
本体とフタが隙間なく、かつ、ふんわりと密着する
独得の開閉感を実現した「Vカットボックス」も
できちゃったのです。

こちら、私物で恐縮ですが、以前ハコマで買った
ワニの「Vカットボックス」です。
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開けると…や、中味はスルーしていただいて

フタに入っている「溝」にご注目ください。
これが「Vカット」なのだそうです。
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ミルクラフトを使った場合、箱の一部に
このマークが入ります。
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これはこのペーパーを選んだ企業にとっても
すばらしいCSRの表明になりますよね。

うーん、すごい。


ほかにもオリジナルペーパーの開発は進み、

紙の表面にオホーツク産エゾマツの粉砕物を散らした
「エゾマツクラフト」も、モリタ自慢の商品です。

箱の表面に有機的な表情が生まれて、
高級感も出てますよね。
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それにしても
小林酒造さんの「北の錦」の箱の美しいこと!

目の錯覚で“白いのれん”を貼付けているように
見えますが、実は印刷されているだけ。

デザイナーさん、お見事!な仕事です。


こうした「モリタだから」という仕事は、
事例を豊富に載せているサイト効果もあって
全国そして海外からも問い合わせがきています。

最後にご紹介する
このめちゃくちゃクールなチョコレートは

和歌山県が誇る世界遺産の地、熊野で
天然のアロマオイル「熊野の香り」シリーズを
作っているエムアファブリーさんの新商品。

なんと天然のオイルだから食べても大丈夫!
という発想で

熊野の香り「4896」ボタニカルチョコレート

を作り、その世界観や想いを
しっかりと包みこんでいるのが、

北海道の箱メーカー、モリタさんの箱なのです!
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「熊野の香り」シリーズを作っている
エムファブリーさんのサイトはこちらです。
http://m-affably.com/


いやあ、もう、おなかいっぱい。

箱を見ているだけで
こんなに満たされた想いになるなんて!

本当に来てよかった、モリタ工場見学でした。


工場の中には道内でも貴重な大型機械もあれば、
何十年選手かもわからないような旧式機械もあり、

黙々と精確な手仕事に集中するスタッフさんもいれば
ニコニコと「この箱はね、おせち用」と教えてくれた
おじさんもいらっしゃいました。

最新&レトロ、大量受注&小ロット、

そして手技の塩梅と巧みな機械操作が
共存しているからこそ生まれるモリタカラーがある…。
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そんな印象を強くして、
工場見学を最後まで楽しませてもらいました!


このあとは、集合場所に再び戻り、
ヘルシーなチムチムさんのお弁当を
みんなで「いただきます!」。


さらにさらに、最後は
箱=しまう、収納つながりで

整理収納アドバイザーの竹部礼子さんの
お話「輝く未来を創る整理収納」を聞き、

これがまた、とっっっってもためになったのであります。

そうだ、捨てるんだ!
「いらないもの」と暮らしちゃダメ!

ものの流れの入口と出口を
コントロールする具体的な方法を教わり、

帰って早速、
「いつか使うんじゃね?」的に
大量にとっておいたクリアファイルや

「ここ3年くらい着ていないカットソー系」を
ががっと処分しました。

ふーーーーーーーーー。本当はもっとやらないとなー。

で、でも竹部さんも
「手を付けやすいところから
 始めればいいですよ」
って言ってくださったし! 

これから、これからです。

竹部礼子さんのサイト「リブラク」はこちらです。


いま振り返っても
「これが本当に午前の3時間だったんだろうか…」
という濃密な時間を過ごさせていただき、

こんなすばらしい企画を立ててくださった
村上さんにこの場を借りて、
あらためてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

参加者の皆さまも、とても親しみやすくて
いい出会いにつながりそうです。


実はいま、まさに今年のハコマも開催中で
最後にその情報を掲載しておきます。


箱のデザイン展
HAKOMART2018

テーマは「& BEAUTY」

今年は大通西17丁目 CASA FORTE2階の
ヘアサロン「キートスヘアデザイン」で
開催中です。

「髪を切らないとダメなの?」
という心配はまったくなく、
「気軽にご来場ください」(近藤さん)とのことでした。

会期は、6/30(土曜)、今月末でおしまいです。

私も絶対まいりますー。


以上、長くなりましたが、
「北の紙箱屋さん工場見学&ランチ会」レポートでした。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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by miminibanana | 2018-06-20 21:30 | レポート | Comments(0)