今日2回目の投稿。
7月25日土曜、
午前の部は須藤玲子さんの布ワークショップでしたが、
午後からは左官職人、野田肇介さんの
塗り壁ワークショップに行ってきました。
「左官職人 野田肇介のしごと展」は現在、
中島公園の近くにあるGALLERY SOU「創」で開催中。
こちら、そのDMです。職人の命、道具の写真ってかっこいいー。
この初日のイベントとして
左官土塗り体験ワークショップがありました。
午前の裁縫道具から一転して使う道具はこちら!
このブルーのシャツが野田さん。浦河町に在住です。
まだ30代ですが、土壁が塗れる(しかも素材の調合から手がける)
伝統の技と現代のセンスをもった貴重な左官職人さんです。
私たち参加者にはご覧の練習壁が用意され、
そこに皆が鏝(こて)で縫って、違った、塗っていきます。
鏝の使い方って、スープをすくうのとは逆の動作で(わかります?)
手首を壁側にスナップさせるのがチョームズカシイ!
これ、これ!この動作ができるまでに時間がかかりました。
野田さんの動きを見ていると、まるで力が入っていない。
鏝を滑らせる「シュー、シュー」という
乱れのない音さえも心地よく、匠の美を感じました。
壁を塗り終わったら、30センチ四方でしょうか、木枠が渡され
そこに「塗って持ち帰る」お土産まで用意してくれてました。
これ、私の。……ま、ま、体験したことが貴重ということで!
左官の技術は昔ながらの実用的な壁だけでなく、
現代では店舗などの空間演出としての意味合いでも需要があります。
この日使った素材は、
土と砂とワラと水と銀杏草(土の保湿を高める)のオール天然素材。
さらに野田さんは「うっかり凍らせた」偶然をヒントに発展させた
「しばれ」という技法で、北海道ならではの新たな土の表現を
自分のものにしようとしています。
今回の展示ではその「しばれ」はもちろん、
野田さんがこれまでに手がけた仕事の一端を
垣間みることができますよー。
「左官職人 野田肇介のしごと展」7/25土〜8/9日
GALLERY SOU 11:00~18:00(最終日は17:00まで)
※火曜休廊です。
場所は札幌市中央区南9条西6丁目1-36
地下鉄南北線中島公園駅から徒歩5分で到着します。
中島公園のお散歩も兼ねて、
ちょっと足を運んでみませんかー。
野田さん、貴重な体験をありがとうございました!