「うとうと」と「うつらうつら」回答編
こないだここに書いた
「真夜中、眠りたいのに
iPhoneの災害アラームが鳴って●●●●した。」
というときに「うとうと」と「うつらうつら」
どちらの表現がより的確か、というお話。
正解発表が遅れちゃってスミマセンでした。
どちらも半分寝て覚めたような状態をさすことばですが、
私が出した例文の場合、正解は「うつらうつら」です。
私の虎の巻『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』
によりますと、
「うとうと」は 眠りのほうに重点がある。
「うつらうつら」は 覚めているほうに重点がある。
なので、気持ちのいいお昼寝中に
「うとうと」しながら庭の音を聞いたりする一方で、
真夜中に咳が苦しくて「うつらうつら」したりする。
こういう「とても似ている表現も(それなりの)辞書を引けば
ちゃんと定義が書いてありますよ」という文章作法のお話でした。
実はひとり、私のこのお題に
「うとうとは昼で、うつらうつらは夜?」という、
これまた納得してしまいそうないい回答を
寄せてくれた人がいましたよ。
きっとこれってお昼寝=「うとうと」と気持ちよく寝ちゃった、
の発想かなあ。うーん、本能的に正解に近い。
スルドかったです、母。
by miminibanana | 2014-09-16 16:52 | 世間話 | Comments(0)