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上映会&トーク「TV映像から再発見する〈札幌〉」

2017年9月17日に開かれた
札幌国際芸術祭2017関連企画
「狸小路TV」特別上映会&トーク

「TV映像から再発見する〈札幌〉」

ゲストは、
新作『三度目の殺人』が公開されたばかりの
是枝裕和監督と、

その是枝監督が小学生の頃に見ていた
「東芝日曜劇場」枠に良質の番組を送り出していた
HBCの元プロデューサー長沼修さん。


長沼さんが当時関わったテレビ番組を
札幌プラザ2.5の大スクリーンで上映し、

なおかつ上映後に
長沼さんと是枝さんお二人のトークで
解説を楽しめるという
非常にぜいたくな企画でありました。
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左:是枝監督 右:長沼修さん
長沼さんは『北のドラマづくり半世紀』という著書もある

以下、私的な編集を加えていますが、
当日のレポートをお送りします。



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by miminibanana | 2017-09-29 21:34 | レポート | Comments(0)

「狸小路TV」トークと小冊子がすごい!

8月21日月曜。

昨日行ってきたトークイベントを紹介します。


札幌国際芸術祭関連企画の「狸小路TV」とは、

後世のテレビ番組制作者たちに多大なる影響を与えた
1960年〜1970年代のテレビ番組を

アート=表現という枠組みで検証し直し、

「普遍的」あるいは「その時代特有」の
魅力や制作アイデアの源泉を
再発見しようという企画です。


映画でもラジオでもなく、
「テレビ」が映してきたことってなんだろう?

伝えようとしてきたことって?


その問いかけについて話し合うために
来道してくださったビッグゲストが、

「情熱大陸」や「サラメシ」「世界ふしぎ発見!」などを
作っている映像制作会社テレビマンユニオンの
創立者の一人である今野勉さん。

業界では“レジェンド”のような存在です。

テレビマンユニオン


プラス、
札幌で60年代70年代に意欲的な番組を作ってこられた
ディレクターや現役の制作者たちが集う場が、

「狸小路TV」の企画として
8月から9月にかけて用意されています。

詳細は、以下の「狸小路TVサイト」をご覧ください!


さて、私が昨日行ったのは、
そんな上映&トークイベントの皮切り!

テーマは
「根源的なTV表現を再発見する」でした。


下のトーク風景、

左から「狸小路TV」発起人のひとりであり、
司会のシアターキノ中島洋さん。

現代美術としてテレビをとらえ、
「その理想的な制作者」として今野勉さんのことを研究している
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]准教授の松井茂先生、

北海道文化放送プロデューサーの後藤一也さん、

そして右端が、テレビマンユニオン最高顧問の今野勉さんです。
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6時間を超える長丁場のイベントでしたが、

いやーーーーーーーー

今野さんが作った上映4作品がすばらしかった!

震 え る ほ ど 
す ば ら し か っ た ん で す !


当時のテレビ番組でビデオで撮ったものは
次々と上書きされ、
ほとんど残っていないという
衝撃の事実にも驚きましたが、

フィルムで撮ったこの4作品が
こうして現代でも上映されて本当によかった!

心の底からそう思いました。


作品をざっくり紹介しますと、

当時、日本に入ってきたばかりの「精神分析」と
「日本人にとって
 最大の《記憶喪失》案件である沖縄問題」、

そして1964年の東京オリンピックが、
こよりのようによじりあう
サスペンスタッチのドラマ『土曜と月曜の間』。


刑事たちがまっったく活躍しない、むしろ、
従来の刑事ドラマ=人情モノでは解決しようがない
若者たちのヒリヒリするような心情を扱った
『七人の刑事~ふたりだけの銀座』

いまでは考えられないような迫真の銀座ロケ!

カメラ何台で、一体どうやって撮ったのか…。

役者たちのロケならではの緊張感が、
筋書き以上の「取り返しのつかなさ」を
醸し出している感じがしました。


それから後半のドキュメンタリー2本は、

虚実が入り乱れて視聴者を煙に巻くような
トリッキーな作りと
私が好きな伊丹十三のキレッキレの知性が炸裂する
『遠くへ行きたい~伊丹十三の天が近い村』
『天皇の世紀 最終回〈絶筆〉』


この4本を観れたことが、
ホントに貴重な体験となりました!


特に後者の2本!

幼稚園児顔負けの遊び心と、
取材される側をも巻き込んだ
手間ひまと熱量に脱帽です。


制作年は、伊丹が40代前後のとき。

彼は一時期テレビマンユニオンに参加しており、
51歳のとき、
『お葬式』で映画監督デビューを果たします。

51歳だったんだ!


彼の映像制作の下敷きは、
このテレビマンユニオン時代にありました。

うーん、納得。

こんなに挑戦的なことを
すでにテレビでしていたのかー。


繰り返しますが、このあとも
「狸小路TV」企画の上映&トークイベントは続きます。

ぜひ、サイトをチェックして

あの時代の作品を観る&当事者から解説を聞く
という、かけがえのない機会を
楽しんでいただければ、と思います。



また、この「狸小路TV」企画のひとつとして
特別冊子を作っています。

札幌国際芸術祭2017のテーマ
「芸術祭ってなんだ?」にかけた冊子名は

「北海道発テレビ表現ってなんだ?」です。

(冊子名は、キノ中島さんのナイスアイデアでした!)
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前述の今野勉さん、

その今野さんの表現力&足跡を研究している松井先生

(トップバッターである松井先生の原稿を読むと、
 今野さんがどういう立ち位置の人か理解できます)

元HBCの敏腕ディレクターだった長沼修さん、

そして、実は「東芝日曜劇場」で流れた
HBC制作の番組を見て育ったという
是枝裕和監督が、

書き下ろしの原稿を寄稿してくださり、

巻末には、北海道のテレビ史が
ジャンルごとに網羅されている
貴重なアーカイブ「テレビが描いた北海道」も

(エイチ・テー・ビー映像株式会社
 代表取締役 上杉一紀さんが監修)

掲載されています。

私は編集を担当させていただきました。
デザインは、門間友佑さんです。


今野さんの原稿は手書きで送られてきました。
力強い筆跡だった…。
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長沼さんの原稿、

現実の札幌オリンピックとドラマがリンクしていた
当時のエピソードに釘付けになりました。
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いまや日本を代表する是枝監督ですが、
その根っこに「東芝日曜劇場」があったとは!
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この特別冊子「北海道発テレビ表現ってなんだ?」は
限定部数印刷でして

狸小路TVの上映&トークに行くと、
もらえます(笑)。

とくに映像制作に関わる人は、ぜひ入手してほしい!


札幌国際芸術祭関連企画「狸小路TV」、
日替りでおもしろイベントも目白押しです。

よろしくお願いしまーーーーーす!

by miminibanana | 2017-08-21 17:35 | レポート | Comments(0)

市民公開講座「こころとからだの意外な関係?」2

●「耳にバナナが」オリジナルレポート!

前回の投稿に続いて

6月17日に行われた市民公開講座の続きをアップします。

スピーカー3人のうち、
お一人目はパラリンピック元日本代表選手の永瀬充さん。

アスリートとして天国と地獄を体験した末に獲得した
未来を見据える視野。

すばらしいお話でした。 ← と、ここまでが前回の投稿。


あとのお二方は、現役のドクターとリハビリ専門の研究者です。

下の画像は、記念写真撮影風景をパチリ。
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右端に立っておられるのは、
この回の座長を務めた北海道医療大学の安彦善裕先生です。



それでは後編、残りのお二方をレポートします。





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by miminibanana | 2017-07-13 11:39 | レポート | Comments(0)

市民公開講座「こころとからだの意外な関係?」1

●「耳にバナナが」オリジナルレポート!

6月17日に行われた市民公開講座、
とってもためになったのでレポートします。

企画者やプログラムはこちらでご確認ください。

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こころとからだの関係を知るうえで

元パラリンピック日本代表選手や
実際に患者を診ているドクターたちの声は、
ぜひ知りたいところ。

主催の団体はざっくりいうと、日本心身医学会。

ご自身も日本心理学会認定心理士の資格を持つ
北海道医療大学の安彦善裕先生に教えていただき、
参加してきました。

安彦先生、ありがとうございました!


内容を知りたい方は「続きを読む」をクリック!


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by miminibanana | 2017-07-12 11:22 | レポート | Comments(0)

浅葉克己展「アサバ△の家。」トークレポート

●「耳にバナナが」オリジナルトークレポート!

2017年6月14日、札幌グランドホテルにある
グランビスタギャラリー サッポロで、

アートディレクター浅葉克己さんの個展初日に
行われたトークセッションの模様をアップします。


浅葉克己個展「アサバ△の家。」

2017年6月15日(木)~8月1日(火)
11:00~19:00
※2017年8月1日(火)のみ 17:00まで
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「おーい、たのむよ」
生前の内田繁からの依頼に応えて

2013年7月2日にオープンした
「グランビスタギャラリー サッポロ」は

インテリアデザイナーの巨匠、
内田繁氏(1943年〜2016年)の思いから生まれた場所だ。

その内田氏が生前、
グランビスタ4年目の6月に“華”を添えてくれる人物として

直接電話をして企画を依頼した人物こそ、
日本を代表するアートディレクター、浅葉克己氏である。


会場には、

「デザイン生活60年、
 卓球生活40年、
 書道生活20年」から生まれた作品を配置。

内田氏を介して知己を得た
イタリア人建築家アルド・ロッシに依頼した
「アサバ△の家。」模型のほかに、

日本の広告史を飾る数々の名作ポスター等を
コラージュした「ASABA’S COLLAGE」や、

(札幌のアートディレクター工藤“ワビ”良平氏は
 これらのコラージュを
「宝物が詰まっている」と評した)

直筆の日記と内容に関係するもの
(名刺、デッサン、レシート、新聞の切り抜き等々)を綴じた
「浅葉デザイン日記」等を展示。
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さらに、氏が愛読する中島敦の短編小説「文字禍」を
二号活字で刷ったものを、
印刷会社から拝借してきた組版の現物と並べて公開。

古今東西の文字デザインを探求してきた
浅葉ワールドの片鱗が披露された。


展覧会の初日、ギャラリー入口を美しく飾る贈り花のなかに
「三遊亭小遊三」の名前を見つけた。

「笑点」でおなじみの落語の師匠と
日本が誇るデザイン界の巨匠は、
なんと、卓球LOVEつながりなのだという。


個展初日の夜6時半から始まった記念トークセッションは、

「一人ピンポン外交」として
世界をまわる巨匠の貴重なお話を、

なんとしても聞きたいと集まった
参加者の期待に十二分に応える一時間となった。

空から見守った内田氏もきっと
目を細めて聞いてくれたことだろう。



トークの中味を知りたい方は「続きを読む」をクリック!







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by miminibanana | 2017-07-11 12:59 | レポート | Comments(0)

太郎吉蔵デザイン会議はこんな空間

7月8日土曜。おはようございます。

今朝は昨日の振り返りから。

昨日、午後2時頃、滝川市内にある
太郎吉蔵に到着。

太郎吉蔵とは、彫刻家、五十嵐威暢さんの
祖父である五十嵐太郎吉さんが建てた蔵。

酒米や食品をしまっておいた蔵なのだそうです。

そこをお孫さんである五十嵐威暢さんが
アートスペースに変え、

毎年夏にここで「太郎吉蔵デザイン会議」を
開いています。今年で9回目。

下の写真、テントが貼られて見えづらいかもしれませんが
中央に見える三角の建物が、太郎吉蔵。
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照りつける陽射しが痛いくらい、アツイ!

そんでもって
ウエルカムドリンクのおいしいこと!

地元のベリーも入ったサングリア、ごくごく。
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3日間の日程のうち、初日にデザイン会議第一部があり、
3日目の最終日にデザイン会議の第二部が開かれます。

第一部、太郎吉蔵の中に総勢70名弱の参加者が入って

原研哉さんや梅原真さん、五十嵐威暢さん、
札幌市立大学学長の蓮見孝さんらパネリストの話に
耳を傾けます。

今年のテーマは「かんどころ」。
ちなみに去年のテーマは「Difference(差異)」でした。


2時間45分の会議が終わったあとは
楽しい楽しいディナーターーイム!

このフィンガーフードをご覧ください!

自慢の地元食材をふんだんに使ったおもてなし。
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永遠に食べられる気がしました。
私なんて料理の間に置いてある地元野菜もポリポリ。んまーい。
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このあと、一気に飛びますが、

ホテルの部屋に戻ったら、昨日も写真をアップした
七夕の短冊型ウエルカムメッセージが
デスクにそっと置いてあり、じーんとしました。
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私が書いた去年のレポートも、
データのやりとりで校正はしていましたが、
こうして冊子の実物を手に取るのは今日がはじめて。

全50ページ、形にしてもらってうれしいなー。


さあ、あとちょっとでまた2日目が始まります。

最高の天気で、日に焼ける予感しかしませんが、
行ってくる! 今日のこの日を記録しまーす。

by miminibanana | 2017-07-08 09:17 | レポート | Comments(0)

「美しい唄」ファイナル・コンサートレポート

7/2日曜。おはようございます。

昨日7月1日、アルテピアッツァ美唄で
中西圭三さんのコンサートがありました。

題して「美しい唄」コンサート。

美唄の地名と中西さんの美声が重なりあう
すばらしい2時間強のひとときでした。
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中西圭三さんといえば、
「Woman」「Ticket To Paradise」
「眠れぬ想い」など、数々のヒット曲でおなじみ。

平成世代は「エグザイルの曲」と思い込んでいるであろう
「Choo Choo TRAIN」も、実は彼が作った曲であります。


その中西さんが、
なぜ美唄でコンサートを?という経緯を、2009年から
美唄市発信のポータルサイト「PiPa」で掲載しています。

記事は、札幌の菅谷環さんというライターさんが書いて
私は編集を担当し、掲載まで関わりました。

手前味噌になりますが、
おおよそすべての経緯が詳しく書かれており、

さらに2009年7月5日に開かれた
第一回のコンサートレポートまで載っている
もりもり、もりだくさんの内容!

ぜひ、ご覧いただきたいと思います。


この「美しい唄」コンサートはその後、

美唄在住のミュージシャン、
岸孝志さんが単独で企画を継続し、
たくさんの人の力を借りて開催してきましたが、
それも今年の10回目で一区切り。

やはりトリはこの人しかいない、ということで
再び、中西圭三さんをお招きしたのが
昨日のコンサートでした。


「僕にとって美唄でのコンサートは宝物のひとつ」
と語る中西さんのことばを、

長年頑張ってこられた岸さんも
きっとうれしく聞いていたことでしょう。


美唄市の旧栄小学校体育館を改修して
アートスペースとした1991年は
中西圭三さんのデビュー年であり、

アルテピアッツァ美唄がオープンした92年に
3曲目のシングル「Woman」で
一躍名前を知られるようになったそう。


「安田侃さんのモニュメントが自然と調和した空間」に
中西さんの歌声が響き渡る土曜の夕暮れ。

ときおり小鳥が一緒にさえずったり、
雨音さえも寄り添うBGMになる。

元気いっぱいのちびっこが
会場をぱたぱたと走り回る音を

「ん?座敷童ですか?」と
やさしくからかったりしながら
コンサートは楽しく過ぎていきました。
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2009年の第1回のときに、中西さんが
このコンサートのために書き下ろしてくれた
「美しい唄」は、
かつて炭鉱で栄えた美唄のまちに蓄積する“記憶”がテーマ。

10年の区切りをねぎらう今回は、
美唄市民合唱団のみなさんと一緒に歌う
スペシャルバージョン!

記憶の音色を
見事な合唱で盛り上げてくれました。


ちなみに「美しい唄」は、
昨年発売されたデビュー25周年記念アルバム
『All Time Best~KEIZO's 25th ANNIVERSARY』に
収録されています。

終演後、合唱団のみなさんとの記念写真にも
気さくに応じる中西さんでした。

美唄市民合唱団のサイトにも写真が載っていますね。
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私個人的には、
縁あって初回のコンサートに立ち会い、
節目となる10回目にも行けて本当によかったです。

会場で、ポータルサイト「PiPa」の
当時の担当者さんに久しぶりに再会したり、

偶然隣り合わせた、中西さんの長年のファンの方にも
たくさん貴重なお話をうかがうことができました。

(帰り、札幌までお車に乗せていただいて
 本当にありがとうございました!)

ファンメールに闘病中のお母様のことを書いたところ、
北海道でのコンサートで
愛する人を末永く想う「風雅」という曲を歌ってくれたことなど、

彼女の人生には
いつもかたわらに中西さんの歌があったそう。

中西さんの歌声に導かれて
大事な記憶が幾層にも積み重なっているのが、
彼女の幸せそうな話し振りから伝わってきました。


こういう出会いも
美唄で10年間「美しい唄」コンサートを
継続してこられた岸さんがいてくれたからこそ。

岸さん、本当にありがとうございました。お疲れさまでした!

まずはしっかり休んで(ホッとして)
次の一歩への力を蓄えていただきたいです。


会場となったアルテはいつも、
時計の針とは違う時間が流れているようで
訪れる度に不思議な心持ちになります。
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アルテピアッツァ美唄、緑が美しい季節にぜひ。

by miminibanana | 2017-07-02 11:50 | レポート | Comments(0)

北海道の11人が創りあげた空間「INSPIRATION CIRCUS」後編

『手仕事でしか表現できない物との出会い』をテーマとする
北海道のクリエイター11人の
合同展示販売展「INSPIRATION CIRCUS」

6月17日土曜〜6月25日日曜
at FAbULOUS(南1東2)

オープニングに行ったレポートの後編を続けますね。


前編はこちら。


この「インスピレーション・サーカス」の目的は、

ジャンルが異なる11人が集まって放つ、
創造のパワーを一人でも多くのひとに知っていただくこと。

どんなに思いを込めて手をかけて作っても、
それを届けなければゼロになる。

これは私の仕事にも言えることであり、
「書いたから読んでくれる」と思うのはマチガイ。

「届ける」努力は書く労力と同じくらい必要だなと感じています。


さて、その「インスピレーション・サーカス」メンバー中、
唯一のフォトグラファーは、クスミエリカさん。

撮った写真にデジタル処理を加え、
超現実の世界観をつくりあげています。
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クスミエリカ
http://kusumierika.com/


お次は
私がiPhoneで撮った写真がヘタクソで
よくわからないかもしれませんが、

イタリアで製本技術を学んだ製本家、
村木侑実さんのお話ももっと聞きたかった!

ブランド名は「ONOENOTE」(オノエノート)。
(村木さんの旧姓がオノエさんなのだとか)
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革製本のマイ・ノートは書き終えたときに
それが執筆者の「本」になる、というコンセプトがいい!

だから中の1ページ目に、書き終えたときの日付と
コピーライトを宣言する署名欄があるというアイデアも素敵。
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これは贈り物にもいいかもしれませんね。
大事なひとと見た映画のチケットとかを貼ってもいい。


ほかに、立体造形作家の「カラベラ製作所」さん

この魚のうろこ、全部「革」ですって! umbelievable!
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ニードルワークジュエリーデザイナーの
motoi(基)さんが手がける
MotoideRico(モトイデリコ)
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唯一写真を撮り忘れてしまった(涙)
オーダメイドの靴職人、WATARU.Nさん

みなさんがそれぞれのクリエティブを
発信しています。

さて、残すところ、あとお二人ですが、

レディ・ファーストで、スズキシホさんがつくる
SIPPO'S SAMPLINGさんから。
(シホさんの愛称が「シッポちゃん」なんです)
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私が感じる彼女の一番の特徴は
《素材選びとフォルムの妙》です。

「パールだったらこんなイメージ」
「リングだったらこういうカタチ」という
固定概念を軽々と飛び越えていく探究心に
いつもワクワクさせられます。

たとえばね、こちらの毛、なんだかわかりますか?
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答えは「ウマ」! ヒヒーン!

ウマのしっぽやたてがみをカラフルにヘアダイして
こんな風にバングルや指輪に仕立てる発想が、実にユニーク。

彼女の展示会について前にもここで書いたことがあるので
こちらでも詳しくご覧いただけます。


そしてトリは、小樽在住の男性アクセサリーデザイナー
志田さんの「COAS」(コース)。

真鍮を使って、大小幅広いデザインにチャレンジされています。
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オトコ気あふれる私にはストレートど真ん中のものが多く、
下のでっかいバングルも持っています。

右のピカピカのものを、
バーナーで炙ると左のように味が出る(←私のはこっち)。
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こちらは新作のピアス。やはり炙っています。
志田さん、すっかり「焼き」に夢中。

ちょっと鉱物のようなニュアンスも出てカッコイイ。
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と、ここまで前編・後編にわたり、
長ーーく書いてまいりましたが、

人形や靴、バッグ、ノート、造形、お面、写真、
男子っぽいゴツゴツアクセにフェミニンなラインなど、

『手仕事でしか表現できない物との出会い』をテーマに
さまざまなジャンルの作品が一堂に介した
インスピレーション・サーカスは、
いわば、クリエイティブのカーニバル。

モノのカタチを超えて、
つくることに魅せられた人たちが集う
祝祭的な空間だったように感じます。


そのハレの空間に並ぶ彼・彼女たちの作品のなかで

みなさんが「こ、これは!」と思うものがあれば、
どうぞ、迷わずに。

高い技術と熱くて濃厚な想いから
カタチを得た創作のかけらを、ぜひお手元に。


INSPIRATION CIRCUS(インスピレーション・サーカス)は
6月25日(日曜)まで。

会場は、ファビュラスというギャラリー兼カフェで
札幌市中央区南1東2-3-1 NKCビル1階。

地下鉄「大通」で降りたら
「バスセンター前」に向かって歩き
3番出口から徒歩1分です。行きやすいですよ。


パーティーのご案内をくださったシッポさん、ツノオさん
本当にありがとうございました。

最終日まで、
少しでも多くの人に知っていただけますように!

by miminibanana | 2017-06-20 17:27 | レポート | Comments(0)

北海道の11人が創りあげた空間「INSPIRATION CIRCUS」前編

2017年6月17日から幕を開けた
北海道のクリエイター11人の企画販売展
「INSPIRATION CIRCUS」に行ってきました。

会場は、札幌市中央区南1東2-3-1 NKCビル1階の
「FAbULOUS」(ファビュラス)。

仲のいいクリエイターが2人、3人単位で
合同展を開くのはそう珍しいことではありませんが、

ジャンルをまたいで11人が集結、というのが
このインスピレーション・サーカスのすごいところ。

オープニング・パーティーの模様を
ここでご紹介したいと思います。


こちら、パーティーでご挨拶をした
バッグデザイナーのツノオさん。
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Tsunoo(ツノオ)さんのバッグははじめて見たとき
正直、驚きました。

こんなクラス感あふれる美しいバッグを
しかもたったひとりでコツコツと作っているひとが
札幌にいたなんて! 

自分の情報不足を痛感しました。
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お得意の「型」をいくつかお持ちのようで、
素材によって立ち上る表情の違いを楽しむ領域にきています。

この細胞を思わせるような有機的な模様も、
ただ型を抜けばいいだけではない、
厚みや仕上がりを計算しつくしての技があればこそ。
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持つほうもそれなりに背筋が伸びていないと、ね。

そう思わせてくれるバッグの品格を
教えてくれるツノオワールドです。




今回はじめて目にした作家さんのひとりに、
面作家のIndigo Field(インディゴ・フィールド)さんがいます。

どうです。この生命感。
カナダの先住民のもとで面づくりを学んだ
紺野さんという方が掘っているのだそう。

母グマの頬に小グマがいます。
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ひとつひとつの面に物語があり、
生きとし生けるものすべてに意味があることを語りかけてくる。
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直接お話したかったのですが、
熱心に見ておられる男性のお客様が多くて、
紺野さんと話がはずんでいるようでした。


人形作家の桐原ユウさんは、球体関節人形を制作。

腹部に花弁をあしらった少女人形に目を奪われました。
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男っぽさとやんちゃな遊び心が炸裂する彫金アクセサリーは
takuyamaekawaさんの「カロプシア」。

この禍々しいクリーチャーたちが
実はお香立てだったりします。ぶっとびー。
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デザイナーの小原杏介氏と組んで新ブランド
「RUMBLE TUXEDO」(ランブル・タキシード)も展開する。
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下の花瓶に入ったバラ、実はパイプなんです!
バラの部分が横にスライドしてそこに葉っぱを入れる。
ツボの底辺部分が吸い口。
こういう細工に凝るのも男子っぽい!
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北海道のクリエイター11人の企画販売展
「INSPIRATION CIRCUS」
長くなるのでいったん、ここで切ります。

後編はこちらです。

by miminibanana | 2017-06-20 16:44 | レポート | Comments(0)

BCX03「ホップコタンブルワリー・プレゼンテーション」

6/7水曜。

先週6月3日土曜に開かれたトークイベントは、

北海道の上富良野に工場をつくる
クラフトビール・ブルワリー

「忽布古丹(ホップコタン)醸造株式会社
 堤野貴之さんのプレゼンテーションを聞いてきました。

会場は、中央区の市電沿いにある
クラフトビール専門店「ビアセラーサッポロ」。

雨にも関わらず、店内はビール愛好家でビッッッシリ!
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写真左から、
この日の主役、ホップコタンの堤野さん
ビアセラーサッポロのご店主、森岡さん

そして一番右が、クラフトビール好きで
お二人を陰に日向に支えているライターの大阪さん です。


冒頭、森岡さんが
「今日はほとんど祝賀会に近いんですが」と
おっしゃった通り、

堤野さんが立ち上げたクラウドファンディング・プロジェクト

「北海道・上富良野で、
 地ホップ100%の超希少クラフトビールをつくる!」は、

開始後わずか18時間で目標額の650万円を達成!
おまけに2日間で1千万円も突破!

さらにその後に設定した第二の目標1千800万円にも
6月1日にとうとう届いてしまったという、

「ウソでしょ?」みたいな
大、大、大成功の結果を得ています。

(しかもプロジェクト終了まで
 あと17日も残っている!)


本来であれば、
5月10日に始まった本プロジェクトに対して
ますますの支援をお願いするはずのこの場が、

一変して「祝賀会」ムードになるのも
ごもっとも。

その「お祝いの席」にかけつけた
参加者の方々も、大半がすでに
ファンディングの「パトロン」になった方ばかり。

外の雨なんかぜーんぜん気にならない!
熱気あふれる空間となったのでありました。


しかもですね、すばらしいのは、

会場となったビアセラーサッポロさんが

ファンディングに協力してくださった方を対象に
ハーフパンイト1杯をプレゼントという
当日限りの大サービスも決行!
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そのチケットには

「忽布古丹(ホップコタン)醸造への支援を通じて
 クラフトビールの世界を
 盛り上げてくださったあなたへ」

というメッセージもあり、
業界内の固い絆に感動してしまいました。


この日店内で飲めるタップも、
堤野さんへのエールをこめて同業者たちが完全バックアップ!

登別のクラフトビールブランド「鬼伝説」さんが
名古屋の作り手「Y.MARKET」さんとコラボした
「鬼ヶ島」と「NEW鬼ヶ島」の2種と、

同じく「この日のために」
志賀高原ビールさんから送られてきた
「KAGAMI-BIRAKI IPA」の3種が提供され、

ビール愛好家のみなさんもほっくほく。


おまけに鬼伝説の醸造家、柴田泰彦さんが
わざわざ会場にいらしてた(!)ことからも、

「横のつながりが深い」クラフトビール業界の
ビール愛、仲間愛をひしひしと感じました。


下の画像、スクリーンが見えづらいけれども、

いま、上富良野のホップ農家さんに
ホップの新品種「堤野スペシャル(仮称)」を
作ってもらっているそうです。

新しい挑戦がすでに始まっているんですね〜。
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堤野さんの新ブランドの自己紹介や
事業計画の説明が終わったあと、

鬼伝説の柴田さんから堤野さんに向けて

「ここにいるみなさんの前で、
 絶対期待に応えるビールをつくると約束してください!」と

はっぱをかけられ、

それに「約束します!」と力強く返した堤野さんに、
送られた拍手は、本当にあたたかった。


「まだビールも工場もできていないんですが」と
笑う堤野さんから参加者に配られたのは、

ホップコタン初のオリジナルアイテム、
ホップコタン・チロルチョコ(笑)。

味はビール味じゃなくて、ちゃんとチョコでした。
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後日、別件の取材で
古本とビールの店「アダノンキ」さんにうかがったおり、
ホップコタンの話になり、そこでもご店主が

「うれしいニュースですよね。
 堤野さんの成功を見て
 勇気をもらった人は多いと思います」

と、おっしゃっていました。


皆が見守り応援するホップコタン堤野さんの
クラウドファンディング・プロジェクトは
いまも続いています。

「北海道・上富良野で、地ホップ100%の超希少クラフトビールをつくる!」


私が5月17日にご本人にうかがった
「耳バナ」オリジナルインタビュー記事はこちらです。

by miminibanana | 2017-06-07 14:29 | レポート | Comments(0)