コペル君とおじさんのノート

12月7日木曜。

昨日、「佐藤さんに」と本をいただきました。
うれしいな。

仕事が終わったら真っ先に読もう。

と、思ったら今週の金曜、
旭川に日帰り出張があるじゃありませんか!

JRの中で読もう。持っていきます。


おととい買った
「君たちはどう生きるか」の主人公は
コペルくん、15歳。

もちろんコペル君はあだなです。
おじさんにつけてもらった素敵なあだ名。

物語は、コペル君の学校での出来事と
それを聞いたおじさんが
「コペル君宛てのノート」に綴ったメッセージが
交互に出てくる構成です。

おじさんのノートは、たとえばこんな風。

「だから、コペル君、(中略)
 君自身が心から感じたことや、
 しみじみと心を動かされたことを、
 くれぐれも大切にしなくてはいけない。

(中略)

 そこで、君は、もう一度
 あの「油揚事件」を思い出してみたまえ。

 何が君をあんなに感動させたのか。
 なぜ、北見君の抗議が、あんなに君を感動させたのか。

 山口くんをやっつけている北見君を、
 浦川君が一生懸命とめているのを見て、
 どうして君が、あんなに心を動かされたのか。」


すごいのは、
書いてあることもすばらしいのだけれど

上の数行を読んだだけで
誰が誰をいじめて、
誰がそれに憤慨したのかが見えてくる。

著者、吉野源三郎の真にやさしい文章が
くらくらするほど、すばらしいのです。

私もこう書きたいなあ。


はっ、読んでない!

仕事が優先ですから読んでないですよ!

by miminibanana | 2017-12-07 11:56 | 世間話 | Comments(0)