『プリズン・ブック・クラブ』感想

今日2回目の投稿です。

ノンフィクション『プリズン・ブック・クラブ』読了。

カナダ人ジャーナリストのアン・ウォームズリーが
友人のキャロル・フィンレイに誘われて参加した
刑務所の中での読書会。

そうです、「囚人たちの読書会」です。


彼らが話し合う課題図書の中には私が好きな本もあり、

彼らがどう読みこみ、
自分の人生と照らし合わせていくのかを知りたくて
手に取りましたが、

いやはや、人生に“おとぎ話=幻想”を抱いていない
彼ら独特の鋭い読みこみには、
著者のアンさん同様、脱帽するばかり。

これは十分、映画になるのではないかしらん。

日本でも同様の取り組みは、あるのだろうか。


本書の題材である
カナダの母体団体のサイトはこちらです。

この二人はもしかしたら
「読書会」をけん引した元受刑者
「フランク」さんと「グレアム」さんかも?と思わせる
人たちの動画もありました。


それにしてもやはり身近に銃がある国は
誰もが犯罪者になりうると実感しました。

あるから撃つ。悲しいほどシンプルな現実。

by miminibanana | 2017-01-21 17:48 | 世間話 | Comments(0)