カンと分かれ道

8/27土曜。快晴です。朝ジョグはボサっちゃいました。

昨日、道東エリアの土砂災害の現場に行った
土木関係者に詳しい話を聞きましたが
(仕事じゃなくて、ご近所トークで)

ベテランのその人ですら
「北海道、台風3連続直撃」は体験したことがないそう。


でも、崩れた道路を目の前にして
どこから手をつければいいのかを決めるような
一刻を争う場面では

一見理論的ではないかもしれませんが
「カン」が重要で、

そのカンはこれまでの場数が養ってくれるものだ、

というお話に、深く共感しました。


その人が提言したアイデアは、

直接の現場を触る前に
大元の、まだまだ氾濫しそうな河川に
水の逃げ道をつくって「河道を変える」こと。


この、ちょっと遠回りに見える
「こっちじゃなくてそっち?」という案も

長いキャリアや大局的な視点をもってはじめて
出せる案だ、ということを

OKを出す役所側が理解できるかどうか、が
大きな分かれ道になるようです。


「そこで間違った道を選んだら
 ずっと間違うことになる」

うーん、確かに。

もちろん途中で気づいて引き返すことはできますが
それまでに被害が膨らまないことを願うばかりです。

これは災害対策だけのお話じゃない、ですね。

by miminibanana | 2016-08-27 10:38 | 世間話 | Comments(0)