研究者のためのアウトリーチ冊子
先日、ご依頼のあった冊子づくり。
研究者のため “HOW TO アウトリーチ”をまとめた
A5サイズ・フルカラー全16ページのハンドブック「Reach」です。
クライアントは、北大創成研究機構 研究支援室さま。
ディレクションは、スペースタイムさまです。
いまの大学の研究者は、ジャンルを問わず
「自分のやっている専門研究が社会にどう役立つのか」を
私たちのような一般市民に説明・報告することが求められています。
それを「アウトリーチ」と呼んでいます。
講演会やシンポジウム、サイエンスカフェ、あるいは学校への出張授業。
これらも全部、「アウトリーチ」イベントの一種なんですね。
でも、ですよ。
長年、専門研究に没頭してきた先生方に
いきなり「アウトリーチしてください!」と言っても、
なにをどうしたらいいのかわからない。
「イベントなんてやったことがない」という声があがって当たり前。
そんな方々のために、
「はじめてのアウトリーチイベント」の手順や注意事項を
コンパクトにまとめたのが、この「Reach」です。
クライアントである北大創成研究機構 研究支援室様の中であらかじめ
つくりたいイメージや載せたい情報も固まっていたため、
私の役目はそれを編集・再構築して、テキストを整えていくことでした。
お二人の先生にアウトリーチ体験談も取材させていただきました。
クライアント様のイメージどおりのデザイン・イラストを担当したのは
札幌のデザイナー、ロケットデザインの菊池さんです。
http://rocketdesign.org/
スタイリッシュかつ、冷たすぎず甘すぎない素敵なイラストは
菊池さんの公私に渡るパートナー渡部伸子さんの作品です。
さすがだなー。
カタい内容なので少し茶目っ気を加えたい、というご要望から
こんなページも作りました。「しくじり」から学ぶ!
読者が大学の研究者なので、どこまでの表現を狙えばいいのかは、
大学関係のお仕事、特に科学技術関連の分野にお強い
スペースタイムさんにディレクションしていただきながら、
軌道修正していきました。
出来上がってみると、イベントづくりという視点では、
大学関係者でなくとも
役に立つ内容がいっぱい詰まっているんじゃないかなあと思います。
「あらやだ、ホント? 見てみたいわ」というあなた、
なんと! うれしいことに
冊子をまるごとダウンロードできちゃうんでございますYO!
早速、以下のリンクをクリック、プリーズ!
http://kkyoka.oeic.hokudai.ac.jp/skillup-seminar/144/
そしてご覧になったあと、
一言でも感想をいただけるとうれしいです。
関係者のみなさま、ありがとうございました。
by miminibanana | 2016-05-31 14:16 | 仕事紹介 | Comments(0)