見て笑って、楽しくおべんきょう
私のお楽しみ本から一冊ご紹介します。
矢野誠一著『新版 落語手帖』(講談社)
西洋文化の根底にシェイクスピアがあるように
日本文化の根っこには笑い=落語がありますなあ。
てなわけで、見て聞いて笑ったあとに
改めて知っておきたい噺(はなし)の基礎知識。
例えば、「芝浜」のページをめくると、ですね。
【梗概】(こうがい)、すなわちあらすじと、
【成立】この噺ができた背景、誰が書いて誰が完成させたとか。
【鑑賞】見方のポイント、これが面白くてためになる!
【藝談】噺家さん自身による演じるときの心構えや難しさ。貴重な証言!
そして最後に【能書】が書かれています。
札幌ではなかなか寄席がかからないので
テレビで観たあとなんかは、この本を開きますし、
長風呂したい気分のときはよく、
この本を持って湯船に飛び込みます。
楽しいでっせ。おすすめや(インチキ関西弁)。
by miminibanana | 2016-05-22 16:20 | 世間話 | Comments(0)