奇想天外本であり夫婦本

5/20金曜。

ウォーキング、汗だっくだく。
ボタボタ落としながら帰ってきました。


小田雅久人(おだ・まさくに)著『本にだって雄と雌があります』(新潮社)。

ズルいくらい面白い、奇想天外な「本」と「夫婦」のお話。
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タイトルずばりですが、

この本の主人公である奇書蒐集家の與次郎(よじろう)さんによると
「本には雄と雌がある」のだそうです。

当然、子もなして、人間社会では誰も出版した覚えがない
この世に存在しないはずの本がある晩、突如誕生する。

その禁断の本「幻書」(げんしょ)は、ほうっておくと
どこぞへと飛んで行ってしまうので

「あること」をして自分の書棚にとどめ置くのが、
コレクターたちの楽しみになっている…。


どうです、面白そうでしょう! 

でもね、物語はさらにとんでもない展開になっていき、

與次郎の血をひく孫子たちをも巻きこんだ
壮大な「ご近所ファンタジー」が繰り広げられるのであります。

いひひ、こう書いていても全然わからないだろうなあと思います。


とにかく面白くて、読後のシアワセな気持ちは、
またすぐに頭から読み返したくなっちゃうほど。

週末の一気読みにおすすめいたしまーす。

by miminibanana | 2016-05-20 12:14 | 世間話 | Comments(0)