エゾシカの角製ペーパーナイフ!

こないだ行ってきたワークショップのレポートをします。

場所は札幌市東区北25条東8丁目、
ダイヤ書房さんの中にあるセレクトショップ「ヒシガタ文庫」さん。

経営はどちらも同じ会社で、
2015年5月にできたばかりのショップ・イン・ショップ。

文庫とそれを読む目が「目印」です。
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入ってすぐの柱にもロゴマークを発見。
ワークショップは、この奥のスペースで行われました。
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オープン以降、さまざまなモノづくりワークショップを企画している
ヒシガタ文庫さんですが、いつも満員御礼の大盛況。

今回、私が挑戦したのは、
「鹿の角のペーパーナイフ・バターナイフづくり」でした。

ペーパーナイフって憧れの文具じゃないですか?

自分で買うほどではないけれど、
あれば封をさっと切ることができてカッコイイ。

しかも「遠軽町白滝の森のなかから採集した、天然のエゾ鹿の角」を
ひたすら磨いてつくる=刃物を使わないから不器用な私でもOK!

となれば、行くしかない、行くしかありません!

しかも参加費は800円! 絶対お得な価格設定です。


そして、こちらがワークショップ用のテーブル。
8人の定員があっという間に埋まったそうです。
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この日の講師は、
遠軽町埋蔵文化財センターにお勤めの学芸員、瀬下直人さん。

簡単な自己紹介を経て、早速手順を説明してくれました。

ペーパーナイフかバターナイフかを決めて、原形を選ぶ。

4種類のサンドペーパーで、ひたすら磨く。
ペーパーの番号が若い順、180番・600番・1000番・2000番で。

その際、摩擦で磨いた粉が飛び散らないように、
かつ硬い角をやわらか〜くするためにも
角とサンドペーパーどちらも水に濡らしながら作業する。
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左下の木の台は磨くための作業台です。

私がペーパーナイフに選んだ原形は、
握る柄の部分が大きいところが気に入ってこれに決定。

瀬下先生の「では皆さん、ひたすら磨いてください!」というかけ声で
黙々と作業が始まりました。

このあとは1時間近く、ホントに磨く、磨く、磨くの繰り返し。

徐々にサンドペーパーの粗さを変えていき
最後は研磨剤でツヤを出して出来上がり。

左、私の。真ん中、隣の方の、右端、瀬下先生の私物です。
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最初は
「1時間も黙々と磨き続けるなんて途中で飽きちゃわないかなあ」と
心配でしたが、

作業が始まったら不思議と集中力が高まり、
私以外の皆さんも口数少なめ。

瀬下先生も
「さすがやる気がある皆さんが集まっている。
 静かですね」と笑うくらいの集中ぶりでした。


いやあ、できた、できました。
ツヤツヤすべすべのマイ・ディアー・ペーパーナイフ。

先生がおっしゃったとおり、
「自分が手をかけたもの」への愛着はひとしお。

家に帰ってあらためてペンと一緒に撮影したりして
ああ、すべすべ〜。早く使いたい〜。こないかな〜郵便物。
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ヒシガタ文庫さんではきっとこれからも
いろんなワークショップを企画されるはず。

スペースが限られているので少人数制のところも
かえって緊張しなくていいのかもしれません。

興味がある方は下記のサイトで「イベント」コーナーを
チェックしてくださいね!
http://hishigatabunko.com/

ちなみに私が北海道書店ナビで取材したヒシガタ文庫さんの記事は
こちらからご覧いただけます。


このような貴重な機会をもうけてくださったヒシガタ文庫さん、
教えてくださった瀬下さん、ありがとうございました!

遠軽町埋蔵文化財センターでは
まが玉づくりや土器づくりなどの体験学習メニュ—も
いろいろあるようです。

「お近くにいらしたときは、
 ぜひ立ち寄ってみてください」by 瀬下さん。


ペーパーナイフ、がんがん使いまーす。

郵便、カモーーーン! ギブ・ミー・レター!

by miminibanana | 2016-03-23 19:02 | レポート | Comments(0)