池澤夏樹氏が語る「震災後の文学は可能か」

10/3土曜。夜の更新。

日中、池澤夏樹さんの講演会に行ってきました。

日本社会文学会の学会が北海道立文学館で開かれ、
同館の館長である池澤さんはそのゲスト。

「震災後の文学は可能か」というテーマで1時間話されました。


3.11のとき、被災にあった仙台のおば夫婦を
札幌の自宅に一時避難させたという池澤さん。

そこから被災地とつながりができ、
救援物資を運ぶドライバーなどのボランティアで
何度も現地に通われたそうです。

当事者ではない自分は、どこに立って物事を見ているのか。

同情という陶酔にひたってはいないか。

『他者の苦しみへの責任――ソーシャル・サファリングを知る』
という本を紹介してくれました。池澤さんが翻訳。読もう。

氏が震災以降に書いた小説『双頭の船』は11月に文庫化。
メモ、メモ。

by miminibanana | 2015-10-03 20:03 | 世間話 | Comments(0)