「めぐり逢わせのお弁当」すばらしかった!

8/31月曜。

昨日WOWOWでやっていた映画『めぐり逢わせのお弁当』は
劇場で見逃しちゃってた1本。

想像以上にいい映画だった。役者の力がすごい。

見終わったあとにググったら個人の映画評を見つけて
この映画のもうひとつのテーマが「老い」であることを
鋭く指摘していた。

エラの両親、サージャンの眼鏡。
上の階に住む「おばさん」夫婦。
列車で「アヤシイ」と疑われるおばあちゃん。
ラスト近く、同じく列車でサージャンの向かいに座る老人。

物語のすべてに乾いた老いの匂いがする。

夫が亡くなったときのエラの母親の独り語りは
エグイくらいに老夫婦の末路をあらわしていたなあ。

そういう意味では
観客に容赦のない脚本だとも言えるでしょう。


ラストシーンはいろいろな解釈があるようで、
グッドともバッドともとれる。そこもすごい。

インド(というかムンバイだけ?)のランチ事情から生まれた
テーマ、脚本、演出、役者に申し分のない素晴らしい1本でした。


さあ、感動のあとは原稿、原稿だ。

by miminibanana | 2015-08-31 10:58 | 世間話 | Comments(0)