ミツロウキャンドルづくり
昨日はですね、ライター仲間に教えていただいて
ミツロウキャンドル教室に行ってきたのです。
講師はアロマテラピー・インストラクターの中山小百合さん。
肝心の材料は、札幌市南区の特産品である「南沢蜂蜜」の
生産過程でとれるミツロウを使いました。
南沢蜂蜜とは東海大学札幌キャンパスのすぐ近くでとれる蜂蜜のこと。
大学と高見養蜂場さんとで商品化にこぎつけた産学商品でもあります。
詳細はこちらを参照ください。
http://www.htokai.com/san/honey/honey.html
この日の教室は「つくって楽しい」だけでなく、
「ミツロウってね…」というなるほど情報を織り交ぜていくところに
主催者さんたちの工夫を感じました。
これ、ハチの巣! こんなに間近で見たことがなくて、皆さんが激写!
ハチの巣は「お菓子の家」みたいなもんで、
それ自体が栄養満点な食料源。
これをとかしてろ過すると、ミツロウができると。
「今日はこれを作ります」といわれて、急に無口になる私。
「バ、バラじゃね?」 絶句です。自分、不器用ですから(高倉健風に)。
申し込んだものの、1人では当日急におなかが痛くなっちゃうかもと思い、
居候先のデザイナーNさんを誘いました。では、「花びら」づくりから。
とかしたロウをスプーンですくってキッチンペーパーの上で伸ばします。
さめかけたら芯にまいてクルクル巻いていく。
やだ、できた。自分が飽きちゃわないうちに仕上げるのがコツ。
土台の部分は耐熱ガラスの器に流し込んでおきます(写真左ね)
完成です。左、デザイナー魂が顔を出したNさん、丁寧な仕事。
右、勢いのみで作った私。
先生に「小さいのも作ってみては?」と励まされ、プラスワン。
手前右のビューリフォーなミニバラは(花びらが透けてる!)
超上手な参加者さんから分けてもらいました。そうです、ズルです(笑)。
この日、参加者には小学生もいて、みんなでおしゃべりしながら
札幌のミツロウを使ってクリスマスにぴったりのキャンドルづくり。
先生、皆さん、ありがとうございました!
●(なぜか、ここから長文)
この教室はライター仲間に教えてもらったイベントだと書きましたが、
彼女は実質的な主催者であり、
こういう地域の特産紹介に力を注ぐベテランライターさんなのです。
私がフリーになりたてのころ、原稿のダメ出しばかり受けて(真っ赤っか!)
次の書き出しが何も浮かばないほど途方にくれ、
気がつけば、知り合いの彼女に電話をかけていたことがありました。
そのとき、確か出張準備でバタついてたIさんは
「声が違うね、大丈夫?」といって、忙しい最中に時間を割いてくれたことを
私はこれからも忘れないでしょう。
「赤くなった原稿、Iさんにも見てもらっていいですか?」
と無理なお願いをし、数分後には返送してくれたIさん。
「文章的におかしなところはあるけれど、直せば大丈夫。
整理したら、それほどひどくない内容だよ」と
笑い飛ばしてくれたことが、どれだけうれしかったことか。
人のために時間を割くこと、人の時間をもらうことを
決しておろそかにしてはいけない、と思えた私の原点です。
なので、昨日は久しぶりにIさんに会えて、とてもうれしかったなー。
昨日、行きのバスのなかでたまたま、
「サトーさんはどこで文章を習ったんですか」と聞かれたので
そんな昔話を思い出しました。ほほほー。
今あらためて考えると、文章は習うものではなく、覚えるもの。
覚えさせてくれる人との出会いが、最上の教科書なんですよね。
by miminibanana | 2011-12-18 13:47 | レポート | Comments(2)
いつもの大きな写真と数行の文章かと思いきや、
キャンドル教室のお話の続きに、何やら見覚えのある昔話が。
あのようなささいなことを、そんなにも感謝してくださっていたとは。恩義を感じて、無理に参加してくださったのではないかと思うと、なんだか申し訳ない気分です。
でも、無心になれて、楽しかったでしょ?
お仕事、あれからずいぶんがんばっているなと、
いつも頼もしくブログを拝見しております。
心身を癒す時間も大切にねー
キャンドルでバラを作る、などという
女子っぽいこととはとんと遠ざかってましたので
ホント、ほわ〜っとした時間を過ごさせてもらいました。
たまに電話でおしゃべりとかもしましょうね!
お誘い、ありがとうございましたー。