評判通りの極上サスペンス!
昨夜、とうとう「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」上下巻を
読破いたしましたよ!
扱っている題材がかなり凄惨ですが、
決して退屈させない物語展開は「見事」の一言!
なにより人物造形が実にすばらしくて、
めちゃめちゃ多い登場人物の誰もが「生きている」。
(しかも、年寄りがうまい)
読み手は、他人の人生をのぞきみる、という
決しておおっぴらにはいえない欲望をぐりぐりと刺激されます。
この卓越した人物描写は、
やはり作者がジャーナリストたるゆえんかと推測します。
なかでも強烈な存在感を放っているのが、女主人公リスベット。
本国スウェーデンの映画化がヒットしたのは、
このリスベットのキャスティングに成功したからでしょう。
ページからそのまま、
愛車のバイクに乗って飛び出してきたみたいだものなー。
第二部、第三部の原作も気になる、気になる!
でも読んじゃうと終わっちゃう。なぜなら作者は亡くなってますから!
あーー。というわけで、昨夜から悶々としているアタクシでした。
本屋さん、行っちゃうかもー。
by miminibanana | 2011-09-29 10:07 | 世間話 | Comments(0)