映画「あしたのジョー」
うーん、おもしろかった! 見応えがありました!
主人公ジョーをジャニーズのアイドル、「山P」こと山下智久くんが
演じることで原作やアニメファンの間では物議をかもしていましたが、
いやいやいや、よかったですよ、彼は!
手がつけられない暴れん坊だけど、どこか憎めないジョーでしたよ。
山Pは声がね、甘くてね、そこがまた青くさい決め台詞ととても合っていた。
ぐっときましたよ、力石戦のあの名ゼリフは。
そしてライバル力石ですよ、
演じるのは、NHKで白州次郎や高杉晋作を演じていた伊勢谷友介。
もうね、誰もが認めざるをえないのではないでしょうか。
映画館を出たあとの残像が す べ て 彼 ですよ。
圧倒的なカリスマが鍛え抜いた体から発散されとる!
計量シーンは一切のCGなし! あのふらつきは絶対演技じゃない。
「今日の自分ではない、何者かになれるあしたがある」というのが
泪橋に象徴される原作のメッセージならば、
人を殴ったこともないような現代の若者が
昭和のハングリーなボクサーを演じる役者たちの実像もまた同じ。
変わることの難しさ、すばらしさを伝えるこの映画は、
私、とてもいい映画だと思いました。
映画制作にまつわるすべてのピースがはまった「あしたのジョー」
ぜひテレビではなく、劇場でご覧ください。価値はある。
by miminibanana | 2011-02-20 13:25 | おすすめ | Comments(0)