読み初め
●一冊目、正月は時代劇!山本一刀「たすけ鍼(ばり)」朝日文庫
江戸深川の鍼灸師・染谷(せんこく)が、
「人の身を癒し、心を救う 気骨の鍼灸師の痛快世直し譚!」
心身のたまったコリをたちまち解消されていく患者たちの姿に、
「先生、私にもお灸を!」と本の中に入り込みたくなる長編時代小説。
●二冊目、正月は探偵小説!
幻想作家・津原泰水(つはらやすみ)「瑠璃玉の耳輪」河出書房社
江戸川乱歩や市川崑に通じる昭和初期の猟奇的探偵物語。
こなまいきな女探偵が追う瑠璃玉の耳輪をつけた三姉妹の正体とは—。
原案は女流作家尾崎翠(1896〜1971)。
阪東妻三郎プロダクションが公募した映画シナリオだったそうですが
映像化 絶 対 無 理 !
むしろ舞台向きなのでは。いっそすべてを呑み込む歌舞伎かなー。
いやー、ビックリした。美しく妖しく奇想天外で荒唐無稽な一冊。
●三冊目、正月は大作!
知の巨人ウンベルト・エコーの「バウドリーノ」上巻に手をつけ始めました。
いきなり読みづらい。でもがんばりたい。
by miminibanana | 2011-01-02 10:55 | 世間話 | Comments(0)