久しぶりに小樽へ

今日は小樽文学館で人形作家・高山美香さんの
ギャラリートーク(内容は一番下をクリック!)

その小樽文学館の玉川さんにもご協力いただいた
JTBパブリッシング「名作旅訳文庫 『蟹工船』小林多喜二」。

多喜二の本文に添えてあるトリビアネタ「旅訳」を
私が担当させていただきました。全国で発売中です。
小樽文学館にも置いていただいております。

ちまちま人形展をこれから見に行かれる方、
この表紙を見かけたら「これかー」と思い出してくださいな。
久しぶりに小樽へ_f0189650_1716329.jpg




人形作家にしてイラストレーターの
高山美香さんが「ちまちま人形」を語るギャラリートーク。

いやー、とってもハートウォーミングな集まりでした。

小学生の女の子から
「一番“似てる”と思った人形はどれですか?」と質問が出て
高山さんは「マザーテレサです」と即答。

マザーのことをいろいろ調べていくうちにその生涯に号泣し、
かなり入れこんで作ったところ、恐ろしいほど似たそうです。

マザー人形の前で思わず手をあわせた人もいるんですって!


中学の先生だという男性からの質問は
「どうして小さいものを? 大きいものは作らないの?」
「イラストレーターを目指す子どもたちにアドバイスを」

最初の質問の答えは「自分の部屋が小さいから」。
自宅兼工房の人間は、やはりスペースが重要なんですよね。

大きい場所を与えられたらチャレンジしたい構想はあるそうです。
「巨大ヒッチコックとか作ってみたい!」って、見てみたい!

後者の質問には
「描くのが好きという気持ちを通す」の一言に尽きるよう。
途中で気持ちが折れてしまえば、それまでだと。

高山さんはフリーのイラストレーターになって20年になるそうです。
これはやはり相当な「気持ちの強さ」がないと
この歳月にはならないはず。フリーってところがまたすごい。

「有言実行」のアドバイスが
子どもたちに届くといいなと思いました。

by miminibanana | 2010-01-23 17:56 | 仕事紹介 | Comments(2)

Commented by スタニスラス at 2010-01-24 10:24 x
オルゴール堂のルーツとか、バンビキャラメルの話とか、楽しく読ませてもらいました。
僕の知らない小樽の姿があって、この本を持って小樽に出かけてみたくなりました。
素晴らしいお仕事!
ありがとう。
Commented by miminibanana at 2010-01-24 11:22
繰り返し宣伝しちゃってスミマセン!
全然明るい本&話題じゃないので(笑)
「楽しんで」と言えないところがせつなかったんですが
そう言ってもらって嬉しいです〜。

一応、たくさんがんばった本なので
ちょくちょく宣伝していこうと思いまーす。